最近は新年会など飲み会が続いてます。
さてさて良書に出会ったので簡単に紹介します。
学問のすすめは、明治初期に福澤諭吉が書いた本です。
初編の発行以来9年間で70万部も売れ、最終的には300万部以上売れたとか。
当時の人口が3,000万人なので10人に1人は読んだことになります。
それを現代語訳にたのが本書です。
去年、福沢諭吉展に行って大変感銘を受けたので読んでます。
次の文章なんて何度も繰り返し読み返しました。
「一身独立して一国独立」
国の独立とは、国民が独立するということ。
「独立」とは、他人の心に依存しないことであり、
他人の知恵に依らないことであり、
また、他人の財に依らないことである。
独立の気力なき者は必ず人に依頼す、
人に依頼する者は必ず人を恐る、
人を恐るる者は必ず人にへつらうものなり。
人を束縛して独り心配を求めるより、
人を放ちて共に苦楽をともにするべし。
明治初期の頃に書いた本にもかかわらず、内容はまったく古くない。
前半は、国家と個人の関係を、後半は、人生設計や判断力について(今で言うビジネス書、啓発書的な要素)書かれてます。
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